君のそばに
第8章 お餅焼きし者
これでも最初よりは、打ち解けてきたと思う。
最初に出会った時よりは...。
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入学してから暫くたったある日。
ヒラ 「 あ、こーちゃんこーちゃん俺も友達出来たんだよー 」
フジ 「 ヒラの前の席のフジです。気軽にフジってよんでねこーちゃん 」
コ-スケ「 おう、よかったじゃねぇかヒラ!こちらこそよろしく...ってこーちゃんって呼ぶな 」
フジ 「 いーじゃんいーじゃん、仲良くしようよぉ 」
コ-スケ「 馴れ馴れしいな、しばくぞ 」
フジ 「 鬼畜ッ!! 」
コ-スケ「 おま、ツッコミスキルつえーな!...あ、ヒラは何回かあったことあると思うけど、この無駄に背が高くて華奢で目つき悪いやつがキヨ、こいつシャイだからこんなんだけど、打ち解ければなんとかなるから、な? 」
キヨ 「 .........キヨです。サッカー好きです。寝て食べてゲームが生活リズムです。よろしく。 」
コ-スケ「 なんだよ、その典型的なプレートは... 」
ヒラ 「 キヨも同じクラスだったんだ!よろしくね...暫く見ないうちにまた身長伸びたんじゃない?羨ましいなぁ〜くたばれくたばれッ 」
ヒラがキヨをポカポカたたく。
キヨ 「 いや、お前が低いだけだろ 」
コ-スケ「 お前がたけぇんだよ!! 」
キヨ 「 あれ...?こーすけちょっと見ないうちに縮んだ...?アソコが 」
コ-スケ「 いや、こらこらこら何を言い出すんだお前は!俺のはいつだってBigよ 」
ヒラ 「 昨日も暴れまくったんだね... 」
キヨ 「 うわー、引くわー 」
コ-スケ「 いやいや、お前らがふってきたんだろ!! 」
フジ 「 あ、あのー...仲良くしてるところ申し訳ないんだけど俺も混ぜろよ! 」
キヨ 「 え?誰だっけ? 」
フジ 「 さっきの!自己紹介!聞いて!なかったの!? 」
キヨ 「 わりーわりー、俺立ったまま寝とったわ、スヤスヤだったから、もう一回頼むわ 」
フジ 「 どんだけだよ..俺はヒラの前の席の... 」
キヨ 「 え、なんで二回も同じこといってんの?ジーフーだろ、知ってるよ 」
フジ 「 ...こいつ〜!! 」