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君のそばに

第10章 なんでもしてあげる。




フジ「 どうして...何も言ってくれないの 」


俺は玄関を出てすぐにしゃがみこんだ。

声を殺しながら、流れる涙。







本当は、止めて欲しかった。





嫌だ、とか言って欲しかったのに。








なんでもしてあげるから、離さないでよ。





今から追って来て、ぎゅってしてよ。






君のためなら、なんでもしてあげるから...。













おわり

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