君のそばに
第12章 独り占めはずるい。
コ-スケ「 ねぇねぇ、思ったんだけどさぁ 」
キフヒ 「「「 なに? 」」」
コ-スケ「 キヨ、フジのこと独占しすぎじゃない?俺はソファーに座ってて、ヒラはクッションに正座でしょ?...キヨ、お前今なにしてんの? 」
キヨ 「 え?なにしてんのって、フジに膝枕してもらってんだけど 」
コ-スケ「 はい、みんな注目してねー、これはずるいと思う人手をあげて〜、はいキヨくん中指立てるのやめてね 」
ヒラ 「 意義あり!俺もキヨだけフジを独占していてずるいと思います! 」
コ-スケ「 だよな、お前一回フジから離れろ、離れろ早く、早くしろ 」
フジ 「 ま、まあまあ落ち着いてよ!えーと...、どういう状況? 」
キヨ 「 フジが俺の事好きだから離れたくないって言ってるのに無理矢理剥がそうとしてくる悪漢達の魔の手から俺がお前を助けてる状況 」
コ-スケ「 無駄に長いし!ってかよく理解できんから黙れ 」
ヒラ 「 んーと、簡単に言えばフジをみんなで奪い合うってことかな? 」
キヨ 「 おー、いいねー、北のヤンキーの血が騒ぐってもんだ 」
コ-スケ「 力なら負けないぞっ! 」
ヒラ 「 ふっ...虫けらどもめ、かかってきやがれ 」
フジ 「 ス、ストップストップ!喧嘩はダメだろ!ってか奪い合うってなに!俺はモノじゃない! 」
キヨ 「 だって仕方ないじゃん!こいつらうるさいんだもん 」
コ-スケ「 だから、お前が少しフジから離れて俺達にも共有してくれたら済む話だろ 」
キヨ 「 んもー、そんなに膝枕してほしいのか、しょうがないなぁ 」