
センシティブ♥ボーイ
第15章 ヤキモチ
この間…好きって…言ってくれたのに……
やっと友達ができたと思ったから…僕は…鈴木くんといられる時間が少なくなるの、とっても寂しいのにな……
「じゃあ、もうエッチなこともできなくなんな。」
「え…っ」
思い切り顔を上げると、なんだよ、と言われた。
放課後会えないだけで、やっぱり…触っても貰えなくなっちゃうの…?
「…友達…なのに…」
「……(友達なら尚更だろ)」
このまま会えなくなっちゃうなんて嫌だ。
鈴木くんの綺麗な手を握る。
すると、ふいっと向こうを向いた鈴木くんはこちらを向いてくれた。
「お昼休みは…一緒にご飯…食べて…くれる……?」
「……っ」
じいっと鈴木くんを見つめる。
縋るように見つめると、鈴木くんの瞳はゆらゆらと揺れて、またそっぽを向いてしまった。
