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センシティブ♥ボーイ

第26章 ちょっと距離を置こうか。





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『鈴木くん…明日土曜日だね!』



土曜日だから一日一緒にいられる。
そう思って、ワクワクしながら言ったのだけど。



鈴木くんはいつものように微笑むことなく渋い顔をした。



『あー…わりぃ…土曜日…ちょっと…ダメなんだわ』

「え……」



正直ものすごく楽しみにしていただけにものすごくショックで。

思い切り顔にも出ていたんだと思う。



『で、でも…あれだ、日曜は平気だから!な?日曜会おうな。』

『う、うん…ありがとう…っ』



鈴木くんはすぐに日曜日に会おうと言ってくれて、たっぷり一日、鈴木くんと過ごせた。


だけど、次の週だ。



『鈴木くん…明日…』

『あー…わりぃ…明日ダメなんだ』

『じゃ、じゃあ…日曜日…』

『……ごめん!日曜も…空いてねーんだ』

『そ、そっか…』



いっぱい謝ってくれたけど、僕の心は晴れなかった。
だって鈴木くんと過ごす土日は、平日にいっぱい勉強を頑張ったご褒美なんだもん。


とっても楽しみにしていたのに…

だけど、鈴木くんも忙しいんだ。仕方ないよね。


そう思って、その次の週も同じように断られた。



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「ただ…忙しいだけだと思ってたけど…これって…これって…別れの予兆かな…?!!」

「あーそうかもねー」




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