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センシティブ♥ボーイ

第39章 悲劇の文化祭








『一人、男子にメイドの格好をしてもらって、メイドの中に男子が紛れ込んでいることを公表し、誰が男なのかと言うのをお客さんに当ててもらう新感覚、ゲームカフェです!!』



その人は輝いていた。
僕は…よくわからなかった。



楽しさも…
それから、その意味もいまいち。




『当ててもらった人には旅行ペアチケットをプレゼントというのはいかがでしょう?』



その彼女の言葉に困惑の声が広がる。
一番の皆の疑問は、そのカフェを開いたとして、
どの男子がメイド服を着るんだと言うことだった。



『もちろん、お化粧をして、かつらをかぶってメイド服をきて。その人は決めてあります。絶対にばれない自身があります!』


その満ち溢れた自信に僕は驚嘆していた。
すごいなーって、鈴木くんと誰だろうね?何て話して。

その彼女が僕のそばまで歩み寄って、
目の前に来て、
そして、口を開くまでまったくわからなかった。





『―――――できるよね?さとぅー?』


『……っ、?!』






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