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センシティブ♥ボーイ

第7章 鈴木くんのばか!







今日僕は、殴られること怒られること怒鳴られることを覚悟し、お昼休みに屋上へ向かった。


もしかしたら、怒ってしまって屋上にはきてくれていないかもしれないと思ったけど、鈴木くんはちゃんといてくれて。

怒っていると思っていた鈴木くんは、思いの外、僕を微笑みながら迎えてくれた。



……逆に、怖い。




「あ、あの…鈴木くん……この間はごめんなさい…僕、少し寝ぼけてて…考えなしにあんな事を…」

「ん?あー、いいよ。俺も悪かったな、デリカシーのない事言っちまって。」



……あ、れ………?



すっかり殴られる事を覚悟して、頬を固くして待っていたのだけど。

鈴木くんは優しく謝ってくれた。



な、なんだあ…


ホッとして横に座る。
何時ものようにキュッと横にずれて鈴木くんに近づくと、鈴木くんはすっと僕から少しだけ遠ざかった。




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