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初カノはエロうさ

第1章 変態な初カノ出来ました

「あ、ああっ…っ翼…ンッ」

甲高い多佳子の声は、母親を思わせる。

心を支配し始める黒い感情のままに多佳子を突き上げる。


「あ、あんっ、翼っ…来ちゃう…すごいの、来ちゃうーっ」

キュッ…キュッ…と多佳子の中が緩い締め付けを始め、多佳子の声が甲高さを増す。


「あぁあ───…っ……‼︎ 」

身体を仰け反らせ、多佳子が大きく吠えた。

その、時…

ガタッ…

誰もいないと思っていた教室に、物音が響いた。


「きゃあっ‼︎ 誰っ⁉︎ 誰か居るの⁉︎ 」

驚いた多佳子の声が、耳に響いてうるさい。

「多佳子。落ち着いて」

多佳子の中から、今だ熱を持つ自身を引きずり出す。

無理矢理あげたズボンと下着に、その熱は収まりきらない。


ため息混じりに立ち上がり、

「……大丈夫?」

耳を押さえて蹲る小さな肩に、手を置いた。

顔を上げた彼女は、大きな瞳を更に大きくして俺を見つめる。

(可愛い… )

柄にもなくそう思うと、胸がざわつく。


パクパクと口を動かすのに、彼女から声は溢れず。

大きく開いた彼女の瞳が、俺の顔から、肩…腕…胸…と辿っていくのがわかる。

お腹まで降りた彼女の視線に、

(ヤバい…収まってなかったんだ…)

主張を続ける下半身を思い出し焦る。



「……ぶっ……」

「え?ちょっ…⁉︎ 」

突然、

目の前の彼女が、真っ赤な血飛沫を鼻から豪快に吹きながら、後ろ向きにぶっ倒れる。


─────衝撃的な出会い。

この小さな彼女こそ、

永瀬 うさこ。

俺より1つ下の、俺にとって初めての ”彼女” との出会いだった。

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