短編
第1章 恥ずかしいバイト
「ミナちゃん、2番ルーム!お客さん〜」
「あ、はい!」
受け付け係の人に言われて2番と書かれた扉の個室に向かう。
目の前に着くと、コンコンとノックをし、「失礼します」とドアをあけ中に入る。
「指名されたミナと申します!本日は宜しくお願いします。」
相手を見てから、お辞儀をしてそう言う。
「あ、よろしく〜」
思ったより若い人で、顔も結構悪くなくて、ラッキーだなんて。
でも、この仕事は相手が誰であろうと、やっぱり私には恥ずかしすぎる。
友達や親が知ったらどう思われるだろうか。