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I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*

第11章 好きと言えないまま……




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「本当に楽しかったです。


色々とありがとうございました」



「海翔君、また遊びに来なさい。


今度は一緒に釣りでもしよう」



「……はい」




お父さん、すっかり“海翔君”って……




二人が仲良くなってくれて


良かった。







お父さん、隠しててごめんね?



今度来る時は、ちゃんと彼氏って紹介するからね…。













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帰り道……



課長はお疲れなのか、ほとんど話もせず


どうでもいいような内容のラジオだけが響いていた。





「課長……眠いですか?」


「いや、大丈夫だ」




会話が途切れる。



私の手に触れたり、何度もキスをくれた
行きとは大違いで


少し……


いや、


かなり不安になってくる。




昨日、拓ちゃんと何を話してたか聞ける様子でも無くて……


私は窓から景色を眺めるしかなかった。


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