I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第11章 好きと言えないまま……
3時間程車を走らせ私のアパートの前に着くと
「少し、話がある」
やっと耳に届いた課長の声は小さくて
苦しそうで……
「コーヒーでも淹れるね?」
そう言って車から降りようとすれば
「いや、ここでいい」
そう言って、課長の手が私の腕を掴む。
だけど……
その手はすぐに、そっと…離れていった。
「望月……」
名字で呼ばれ、嫌な予感がした。
「今まで、ごめん」
「ごめんって…何が?」
「お前の気持ちを、無視して
俺の気持ちを押し付けて……悪かった」
……え…?
「押し付けてなんか…」
「もう……終わりにしよう」
……!!
終わりにしようって…
「…別れるってこと…?」
「…あぁ」
頭が……真っ白になった…。
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