I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第12章 笑顔が消えた日
------------
--------
あの日から一週間が過ぎた。
拓ちゃんのことが気がかりで
電話もメールもしたけれど
避けられているのか連絡がつくことはなかった。
課長にはこっちに戻って来て直ぐに
拓ちゃんの様子は話していた。
あの話の続きは……
する気にはなれなかった…。
拓ちゃんがあんな状態なのに
自分だけ幸せになってもいいのだろうかと
考えてしまうから…。
課長もそんな私の気持ちを知ってか
何も言わなかった。
それでも今週は2回、外で仕事の帰りに二人でご飯を食べた。
課長は私を
ただただ、励まそうとしてくれていた。
その優しさがとても嬉しくもあり…
苦しくもあった。
だって……
課長と一緒に居るのに
私は拓ちゃんの心配ばかりしてしまうから…。
そんなある日、
仕事から帰宅して一人ボーッとしていると
お母さんからの着信があった。
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える