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単なる幼馴染みじゃなかったんだ!!

第1章 見た?

俺の部屋から美夏の部屋が丸見えなのは知ってたけど、まさか着替えてるところが見えたなんて・・・絶対に言えねぇ!
しかも幼馴染みの男どもが全員見てたなんて・・・。

雅「ヤベぇ・・・。」
春「どんな顔して会えば・・・。」

けど、背中の痣(あざ)が気になった。
無数の痣が・・・。

健「あれは、なんだったんだ?」
亮太「あの話は、本当だったんだ。」
雅「あの話って?」
亮太「美夏が俺達の幼馴染みだからって理由で、嫌がらせされてるって・・・。」
健「あれは殴られた後だよな?」
春「聞いてみるか?」
雅「どうやって聞くんだよ?」

俺達が、悩んで悩んで・・・あれ?
いい香りが・・・。

春「美夏ん家からだよな?」


ピンポーン


雅:母「あら美夏ちゃん、いつもありがとう。今日は、雅達いるわよ。たまには、あがってよ。」
美夏「私がいると邪魔なので・・・。」

一階から聞こえてきた声に下に降りると

雅:母「雅も言ってよ。たまにはあがってって・・・ん?。」

俺達の顔を見た美夏は、真っ青になって倒れた。
正確に言うと倒れそうになったところを抱きとめた。
おかんが靴を脱がして俺は抱き上げ、ソファーベットに寝かせた。

雅「俺達を見て倒れたよな?」
春「やっぱり・・・。」

10分後

目を覚ました美夏は、俺達を見た瞬間すごい勢いで起き上がり

美夏「ご、ごめんなさい。わ、私・・・か、帰ります。」

勢いよく起きた時に見えた痣を

雅「美夏そんな痣あった?」
美夏「こ、これは・・・。」
亮太「なにに怯えてるんだよ!?」
健「誰かに殴られた?」

その言葉に反応して・・・美夏は泣き出してしまった。

俺達は、怒りで震えた。
美夏「で、でも・・・だ、大丈夫・・・だから、みや、雅くん達に迷惑かけられないから・・・。」
小さな声で泣きながら言われたけど、
雅「美夏、誰にされた?どのくらい痣あるんだよ!?」

俺の母さんが見兼ねて、美夏を隣の部屋に連れて行った。
美夏の痣は、かなり酷かったみたいで母さんの泣き声が聞こえた。


雅「誰が、あんな事!!」
健「気を付けないと、あからさまに美夏の事を守りだすとヤバいだろ!」


美夏が隣の部屋から出てきた時に話を聞いた。
中学の時から続いている事だって聞いた俺は、





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