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体験ホスト

第1章 新宿

店内は明るくて暗い

音楽が鳴り響いててうるさい

俺は今日、五千円貰うためだけにここにきた

勿論働く気などない

体験ホストは三時間で五千円

とても割のいいバイトだった


「どうしてホストになりたいの?」


お金が欲しいから


「女の子は好き?」


好き


「彼女とかいる?」


いません。ここで作りたいです


「あ、タバコ吸ってもいいよ」


ありがとうございます

とても簡単でとても退屈だった

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