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経済財政愚問放談 その1

第15章 安部政権の経済政策から見る日米安保

この私見論文は、世相放談でも良かったのですが、経済政策から見た安部首相の中国・北朝鮮等からの安全保証を想像する試みなので、此方に載せました

私は安部政権の経済政策に批判的ですし、どう考えてもアメリカから押し付けられている、構造改革には尚更批判的です

しかし、東アジア情勢が変化し、中国の横暴な海洋進出や隣国との国境紛争(ミャンマー)、北朝鮮の核ミサイル問題、ウクライナ問題によるロシアとの疎遠化等、日本を取り巻く世界情勢は冷戦が緊迫した当時に逆戻りしたかの様です

そこで安部首相は、東南アジア諸国や出来ればロシアと蜜月関係を築きたかったのでしょうが、アメリカがロシアとの関係に割って入った為に、中国包囲網が不完全に成っております

アメリカの狙いを邪推すれば、TPPや構造改革を日本に押し付ける為に、ウクライナ問題にケチを付けて日本とロシアを関係改善させたく無かったのではないか?

更に日本とロシアが近づく事で、アメリカの軍事的・政治的ブレゼンスが東アジアにおいて薄れて仕舞う事を嫌った可能性も高いですね

ましてや、日本におけるアメリカの軍事的・政治的ブレゼンスが低下するのは、折角戦争してまで押さえ付けて来た日本を手放す事に成りはしないかとの焦りも見て取れる気がします

今や日本抜きには、アメリカも産業や軍事が成り立ちませんから

で、安部首相が何故、日本に取って余り好ましく無い構造改革やTPPを推し進めるのか?

中国包囲網が不完全で有り、ロシアとの関係が不確定要素に成り、北朝鮮の態度が相変わらずで有り、韓国が中国に近づいて居る以上、日本の国防の為に経済を犠牲にして日本国を守ろうと考えて居るのでは無いか?

本来なら、ロシアを含めた中国包囲網が完成すれば、アメリカ以外の核の傘が得られる可能性も有りましたし、ロシア軍の介入は中国に取ってアメリカ並の脅威です

インドとは昔から日本とは友好関係でしたし、中国とはインドも問題抱えてますから、大丈夫でしょう

日本の国防として考えた場合、ロシアとインドとの友好関係は、やはり重要な抑止力に成ります

しかし、ロシアが微妙に成った以上、アメリカの軍事力に頼らざるを得ないのです



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