
You are my hero♡
第3章 *蘇り
腫れた目をちょっと化粧で隠したけど、一目で目が腫れてることはわかる。
「あーもう、これでいいやぁ」
私は、目をどうにかしようとするのを諦め、リビングに向かった。
「ねぇちゃん!どーしたのその目!!」
3つ下の弟の歩夢が目ん玉飛び出るんじゃないかってぐらいに目を大きくして見てきた。
「どーもしてないわよ。…早く行かないと遅刻するよ?」
「うわっもうこんな時間!?
朝練間に合わねーじゃん!!
いってきまーす!!!」
勢い良く玄関を飛び出ていった。
