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ひざカックン

第1章 カフェの2階は窓際で

僕はもう三十路の半ばも過ぎて、左手の薬指には指輪がある。

彼女の左手の薬指にも、僕とは違うデザインの指輪がある。

それでも僕らはあの頃の本能と好奇心のまま、惹かれあっていた。

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