
山岸君と照井君
第7章 以上―――…。
「だから…その顔…」
照井君は、僕を見てニヒヒって笑ってる―――――…
―――――…笑うな…
バカ野郎…
僕は、手にしたクレープを口に入れる
「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
照井君!!美味しい!これ?何?美味しい!!」
口の中で甘さが上品に広がる〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
クレープなんて!甘ったるいクリームのバケモノと…バカにしてた〜!!
「お?気に入ったか?
最近オープンしたクレープ屋らしい…クリームに豆乳使ってるらしいって―――…おい、聞けよ!」
「お…美味しい!照井君も!食べてみないか?クリームが!スッキリした味わいで!絶妙だ!!」
僕は、照井君にクレープを向ける!!
アイスコーヒーだけの照井君は、慌てた様にクレープと、僕を見る!
「ほら、早く!食べて!!」
こんなに美味しいなら、2つ買ってくればいいのに〜!本当にお馬鹿だよ〜照井君は!
「///じゃぁ…一口……」
照井君は、パクりと一口食べる!
「///う…うまい…」
「!!好き!」
「はぁ?////す…好き?!」
「ああ!!好き!この、クリーム!!」
「あ……クリームね…」
僕は、夢中でクレープを頬張るが……
こんどは、照井君が頬を膨らませながらアイスコーヒーを飲んでいた…
