
山岸君と照井君
第7章 以上―――…。
僕は、夢中でクレープを食べてしまった!!
クリームの絶妙な甘さと、間に忍ばせたイチゴの甘酸っぱさが!!僕の舌を喜ばせた!!
甘いもの……
意外に好きなんだけど…
恥ずかしいから……
誰にも言っていない…
しかし!ここのクレープ屋は!!マイベストに登録だ!!
「ぷっ!!山岸〜…相当、気に入ったんだ〜…食いながら体…揺れてるぞ?」
「///揺れて!!……ない…」
う゛…多分…揺れてた…
美味しいのって…体…揺れるんだよなぁ〜…
「////…美味しいの…食べると…揺れるんだよ……
可笑しいか…?誰にも…言うなよ……///…
兄さん達に…子供みたいだってからかわれてから…気を付ける様にしてるんだ…」
僕は…食べるのを止め……
ポロっと……
余計な事を口走ったと…後悔した…
多分……笑われる……
高校生にもなって―…って…
「別に…俺的にはポイント高いんだけどなぁ〜…それ」
「は?何のポイントだ!!
それに!普段は、揺れないからな!今日の、このクレープは特別だ!!」
ふんっ!!っと…また…クレープを口に入れる!!
「ん〜〜〜〜///…うまい」
照井君は、ハイハイっと…
アイスコーヒーを飲んでた…
顔は…僕がそっぽ向いてるから見えないけど…
きっと彼は……笑ってる…
八重歯を見せて……
「///うん…うまい…から…
////特別だ…」
