
山岸君と照井君
第1章 はじめまして―――…。
しかし…部屋に着く頃になると…
緊張がピークなのか…口数が少なくなっている…
「照井…山岸君は、大丈夫ですか?」
マンション訪問を流石にあきらめた杉浦が……山岸を気にかける…
「俺に聞くなよ」
おぉ〜お…緊張する顔ってのも…なかなか…
面白いもんだ!!
可愛いヤツ!!
杉浦が玄関を開けると―――…
玄関先には…靴が一足…
お!!ご在宅だ!!カケルさん!!
入学式の号泣姿から見てないからなぁ〜!!
元気かな?
「あ、ミチル〜?お帰り」
リビングから顔を出すカケルさん…
相変わらず!爽やか癒し系イケメンだなぁ〜…
「あっ、おおおおぉお兄様!!お邪魔し、しますとも〜ー!!」
あ…山岸が壊れた…
「///わっ!友達つれてきたのか?!」
俺たちの登場に、戸惑うカケルさんに…杉浦が申し訳ない顔をしている――――…
カケルさんの態度やセリフから…
何か二人に予定が有るのが…解った――――――…
