
山岸君と照井君
第1章 はじめまして―――…。
しかし、そんな空気は山岸にはまったく見えておらず…
ここまで強引に着いて来たのは俺のせいだし!!
この事態は…全部俺のせいにすればいいんだよ!杉浦!
「お久しぶりですカケルさ〜ん!お元気でしたか?」
「あっ///…ゴメン!ミチルの友達多すぎて…覚えてないや〜」
「いいっすよ!!おじゃましま〜す!!
杉浦の部屋ってどっち〜?
ほら、山岸も!」
俺は、二人の暗雲空気を蹴散らすかのように…
傍若無人キャラになりきってみた!!
「はっ初めまして!杉浦君とクラスメイトの山岸と申します!
優秀な杉浦君のお兄様に是非、勉学のコツを伝授して頂きたく!ご迷惑を承知できてしまいました!!
これ!!つまらいモノですが!!」
山岸は、コンビニで買った箱菓子を深々と頭を下げて渡す――――――…
「…どこのジジイだよ…」
本当に…うける…
真面目…クソ真面目―――…
でも、すっげぇ…楽しそう…
