
山岸君と照井君
第12章 別世界―――……。
「―――…照井君の手の方が安心する」
照井君の手がピクンって…僕の手のなかで動いた…
顔とか…真っ赤で―――…
変な照井君って思ったけど…
なんか可愛いから黙ってようかなって――――――…
僕って…
つくづく、空気の読める人間だよ!
「―――…山岸って……」
「――…ん?」
「バカで、可愛いな」
////なっ!!
何を〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!
「照井君に、“バカ”とか“可愛い”とか!!言われたくない!!
それに!照井君の方が、僕より100倍可愛いじゃないか!!顔とか、真っ赤だし!!」
