
山岸君と照井君
第12章 別世界―――……。
お昼を過ぎたら―――…
照井君も何時もの感じに戻り…
休み時間は、僕の教室に顔を出すようになった
まっ―――…当たり前と言えば当たり前!!
僕が、Bクラスまで照井君を迎えに行くなんて!!
あれが最初で最後だ!!
しかし…照井君は、ちゃんと勉強をしているのだろうか…
僕よりバカなのは一目瞭然だが…
Bクラスでの……順位は?
来年は…同じクラスになれるのか?
僕のレベルまで来てもらわないと困る!!
困る――――…
困る…のか?
何で?
はて―――…何でだろ?
僕は、黒板の流れる様な字を…自分のノートに書き写し…
教科書にアンダーラインを引いた―――――――…
照井君と……勉強がしたい…
一緒に――――――…
きっと――――…楽しい…
