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山岸君と照井君

第12章 別世界―――……。


僕は、後部座席で目を閉じた――――――――…




車の揺れが……


僕の重いからだを運ぶ…



「麟太郎さん…今日の課題ってなんですか?」



「お?今日は、いつにもなくやる気だね〜」



麟太郎さんの声はご機嫌だ…



目を開けると―――…



いつもの景色が流れる…




さっきまで…自宅とは別方向に歩き…



見たことのない風景が視界に入っていたのに―――…





僕は、ワクワクしていた…


知らない世界を見ていたから…



照井君の隣で…



僕は―――――――――…





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