
山岸君と照井君
第13章 居心地―――……。
「あ///照井です」
すると梅さんは、嬉しそうに俺に近づいてきた…
「昨日は、お買い物楽しかったですか?
ぼっちゃんが友達と買い物に行く事なんて、始めてて!!
驚きましたよ!!」
「はぁ…そうっすか?」
「ここに通わせてもらって10年になるかしら……
ホントに始めてで…先生もビックリしていらしたわね!」
先生―――…あぁ…米屋か…
「それにしても…
せっかく来たのなら…ぼっちゃん呼びましょうか?
でも、今先生と勉強中だから…」
梅さんは、困ったように…俺と豪邸を見比べる…
「あ…終わるまで…待ってます…山岸の勉強の邪魔したくないし…」
