
山岸君と照井君
第13章 居心地―――……。
俺は、キッチンに入り…頭をひねる――――――…
いや…ぶっちゃけ…俺も自炊は出来ない…
母さんや姉ちゃんがやってくれるし…
しかし…
山岸の朝飯を食うと…明日…山岸が困るし――――…
「照井君!食べないの?」
ご飯を茶碗に盛り付け…
頂きます状態の山岸――…
「えっ!!いいのか?明日の―――――…」
ぐ――――――――〜〜〜…
「///…う゛ぐ…」
空腹には、勝てません…
「――――…頂きます」
「心して食べるがいい!!」
「お前が作ったんじゃね〜だろ〜が!!」
俺は、山岸の隣の椅子に座り…
山岸の明日の朝食を食べた―――…
山岸も、だいぶ冷めている夕飯を口に運ぶ…
「――――…ホントなら…照井君のお母様の夕飯を食べてたのかな?」
山岸は、綺麗に盛り付けられた皿のソースを…フォークで伸ばす―――――…
「チャンスは、いくらでもあるさ――――…
今は、梅さんのご飯を有りがたく頂くとしようぜ」
「――…うん」
俺達は、笑いながら夕飯を食べていた
