
山岸君と照井君
第13章 居心地―――……。
山岸は、“ガキってなんだよ!!”とか、ブツブツいいながら…スプーンでたまごかけご飯を掬い…
口に運んだ――――――…
「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜…」
山岸は、ん〜!っとスプーンを口に入れたまま…体に力を入れている――――…
ん?体が…揺れない
ダメだったか?
「ん///!」
口に会わなかったのかな?と、山岸を観察していると…
「ん〜〜〜〜!!うまい!!」
山岸は、横揺れではなく!!縦にピョコピョコ!っと、弾んでいる!!
「え?大丈夫?うまかったか?」
「照井君!!美味しい、美味しいよ〜〜〜〜!生卵、なのに〜!醤油だけなのに〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!美味しい!!」
ピョコピョコ、ユラユラ…山岸は、たまごかけご飯が気に入ったのか…
ほとんど食べていなかったご飯を…もぐもぐ食べている!!
「気に入ったみたいだな!よかった、よかった!」
