
山岸君と照井君
第13章 居心地―――……。
「――――…照井…君?」
山岸の声に!我にかえる!!
「あ――――…わりぃ…何でもない―――…」
山岸は、ふ〜ん…と…スプーンでたまごかけご飯を食べ出す…
旨いのだろ…体が横に揺れ出した…
俺も、梅さんのご飯を有り難く頂く―――――――…
山岸は、たまごかけご飯だけ食べきり…
綺麗に盛り付けられたおかずを残してた…
「ぷ〜…ご馳走さまでした!!」
「は?お、おい!!片付けろよ!」
山岸は、食べ終えると食卓を離れ部屋を出ようとした…
「え―――…食べたから?」
「はぁ?片付けないの!?ダメだろ〜!!自分の食器は自分で片付けろよ!!」
俺は、自分の食器を流しに持っていき…スポンジに洗剤を着けた!!
「ぇ!え?照井君!?」
流石セレブ……自分で食器も洗わんのか!!
「ほら、持ってこい!!で、残したおかずには、ラップをしろ!!カピカピになるぞ!!で、冷蔵庫にいれとけ!!腐るぞ!」
山岸は、唖然としていたが…
俺に、言われるがまま…ワタワタと動き出す!!
なれない手つきで食器を片付ける山岸は…なんだか…楽しそう?
