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山岸君と照井君

第2章 右側―――…。

【山岸side】


最近……Bクラスの…


照井 宏樹が、Aクラスに来る…



まぁ…彼はAクラスの杉浦ミチルの中学からの同級生だと言うから…


最初は多目に見ていた訳だが――――――…




「お〜い、山岸〜」



まったく!!馴れ馴れしい事この上ない!!



Aクラスのエレガントでクリエイティブな世界にまったくふさわしくない奴だ!!



「杉浦君!!いい加減に、照井君と一緒にいるのは考えものだよ!!」



杉浦君の席に行くと、照井君がニヤニヤしながら僕を手招きしている…



まったく…気安く手招きするな!!




「照井君!!毎日、毎日!!君は暇なのか?」



照井君は、ハイハイっと―――僕の言葉を聞き流す!!



「聞き流すくらいなら!!呼ぶな!!」



僕は、照井君に激しく抗議しているのに!!



杉浦君と照井君は、何事もないかのように話し出す!!



「君たち!!」




まったく!!僕は、昼休みだって勉強に使いたいのに!!



何故に、しゃべって時間を無駄に使おうとするんだ?!



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