
山岸君と照井君
第14章 変化―――……。
「山岸…すげぇ…悩んでる顔をしてるけど――――…
無理はするな…
多分…お前は、俺が好きだと思うから―――――…な?」
「――――…ん?はぁ?」
“好き……”僕が…
照井君…を?
「―――…多分…な、」
手を握られ――――…
唇を…また…重ねる―――…
「////…え?そうなの?」
僕は、ぼやける照井君の顔を必死に見つめる!!
「―――…そうだろ?
普通…男に手を握られて“この手好き”とか“キスは嫌じゃなかった”とか…ならね〜し…
そもそも…男の俺の匂いが安心するって―――――…
本能的に俺を選んでるしな…」
「―――…う゛…言われて見れば…」
僕は、肩の力が抜けて…
何か…脱力した…
「―――…知らなかった…
僕は…照井君が…好きなのか……
なら…
恋人に―――――…なるしかないのか?」
「――――…変な解釈だが…
なってくれるなら…///嬉しい…」
「照井君…―――…
待つって…言ってなかった?」
ビクンっ!!って…照井君が跳ねたのが見えた!!
「――――いや〜…
メガネ無しの山岸って…
すっげぇ…色っぽいし…タイプだし///…可愛いし…
軽く…テンパってんだよ…」
