
山岸君と照井君
第16章 自覚―――……。
「はい、おはよう!
自分の家だと思って!くつろいでいきなさい」
新聞を見ていたお父様は、どことなく…照井君に似ていて…
ちょっと、安心した…
お母様は、パタパタと食卓にご馳走を並べていた…
「やっぱり…母さん…
たくさん作って…
朝から、こんなに食えないだろ〜が…
って――――…苑心?」
こ…これは―――――…
理想郷ですか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?
僕は、食卓に慣れべられた…
ザ!庶民の朝食!!に興奮している〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
大きなマンションだったから…庶民朝食は…期待していなかったが―――――…
「ここは…天国ですか?」
