
山岸君と照井君
第23章 癖になる―――……
「そっ///そっち!って何だよ!!」
僕は、グーで宏樹の肩を殴る!!
ポスっと…ひ弱なパンチだったが…
宏樹は「イテテ」って…笑って…
「普通は…そっちの反応が先に来るはずなんだけどな…」
って………抱き締められた…
腰に…鈍い痛みはあるが…
宏樹に抱き締められるなら……
悪くない…痛みかな?って…
寝起きの僕は、頭の悪い考えを巡らせる―――――…
「つ〜か……もう…夕方だけど…大丈夫か?」
「は?……はい?」
夕方?
僕たち…昼に入ったよな…
「―――――…学校は…」
「―――…ガッツリ…サボり」
「――――――――…ぇ?」
僕は――――――――…
目眩がして…倒れそうになる!!
「おっおい!!苑心?!」
