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山岸君と照井君

第23章 癖になる―――……

「はぁ?!目!?」


僕は…痛みを感じつつ…


宏樹の声を便りに…開かない目から自然に溢れる涙が止まらず!!


戸惑う!



「っっああ!苑心、コンタクトしたまま!寝たから!!乾燥して目が開き難くなってんだよ!!!!」


「はぁ〜〜〜〜〜〜!!コンタクト?」



僕は、この状況が飲み込めず……


宏樹の声の方へ手を伸ばす!!



「〜〜〜〜宏樹!!」



宏樹は、僕の腕を引き寄せ…


落ち着かせようと頬を掴む!!




「痛い〜!!…コ…コンタクトが…刺さったのか?!
コンタクトって!!凶器だったのか〜〜〜〜〜!!」


「違う、違う!!乾燥してるだけだ!!

ゆっくり目を開けろ!!ドライアイ用の目薬さしてやるから!!」



頬を包まれ…ゆっくり……瞳を開かれる――――――…


「宏樹……痛い〜!!」




「我慢しろ……すぐに目が開くから!!な?」


目薬を…注される――――…





じわっ―――――り…ジワリと…




眼球の…痛みが和らぐ……



と―――――…




「〜〜〜〜〜〜〜痛い〜〜…」




今度は…腰に…鈍い痛みが走る―――――――――…




「えっ!!まだ…目…痛いか?」






「///……今の“痛い”は…腰だ……」




「////あ…ぁ…そっち?」



うっすら目を開けると…


真っ赤な顔で…僕を見つめる宏樹が目の前にいた!!





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