
山岸君と照井君
第24章 見くびるな!―――……
電車の中で…時間を確認しようと思いスマホを開くと…
杉浦から…メールと着信が有るのに気がつく…
「やべぇ…病院からマナーモードのままだ…」
メールを打つのもめんどくさいから……
駅を降りたら……
直に電話することにした――――…
―――――――――…
『――――…もしもし』
何度目かの呼び出しで…
テンションの低い杉浦が電話に出た!!
「もしも〜し、メールと電話!今気がついた!!」
『あっそ……今、お前の家にプリント―――――…』」
駅を出て…
自宅のマンションに向かい歩いていくと…
目の前には、携帯を耳に当てながら歩いている杉浦が見えた!!
「ぅわ!!すっげぇ〜偶然!!何でお前がここにいるんだ?!」
杉浦も、ビックリした表情はしたものの…
冷静に携帯の電源を切って…俺の目の前に、立ち止まった…
「お前にプリント……山岸の分も…お前に頼もうかと思って…
今、自宅に置いてきた……お前の姉ちゃん…相変わらずで安心したよ」
杉浦は、フッと笑い……
じゃぁなと…駅に入ろうと…俺の横をすり抜ける――――…
「―――――…って…何で、苑…ぃゃ…山岸のプリントを俺に?」
「付き合ってんだろ?お前ら?」
「!!////!!」
