
山岸君と照井君
第30章 背中合わせ―――……
―――――――――…
「―――――――……」
病院で…朝を迎える――――…
昨日は、点滴をしたまま寝ていたらしく―――――…
起きたら…点滴は、見事に片付けられていた―――…
さっき見舞いに来た両親が…
昨日ちゃんと聞けなかった説明を聞きに…
病室をでていった…
だが…一時間ぐらいで…
病室に戻ってきた…
「宏樹―――…大丈夫か?」
父さんが…椅子に座り…俺に気を使う――――――…
「―――…大丈夫…
話し…どうだった?」
俺は、体勢を起こすと…父さんに聞いた―――――…
