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山岸君と照井君

第30章 背中合わせ―――……


―――――…すべてを話終わり…



俺は、両親を真っ直ぐ見つめた――――…






最後に―――…



これから…俺が苑心と歩む着地地点の解らない未来についても話した―――…




言い終わり…深呼吸をする俺に…



二人は…手を取り合い…


最後まで話を聞いてくれた…







「――――…父さん…母さん…


ごめん―――――…心配かけて…



しかも――――――…」








「す…凄いわね……………」



母さんの声が……若干涙声だ…




泣きたい…だろうなぁ…




こんな息子に育てた覚えはない!!って…泣くよな…





「―――ごめ…ん「バカね…本当にバカ!!


凄すぎて…お母さん…泣けてきちゃった!!


スゴいわよ!!宏樹!!

ね?お父さんも、そう思わない?」




俺は、母さんのリアクションに唖然とする――――…


「え?凄いって…何が?母さん?」




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