
山岸君と照井君
第1章 はじめまして―――…。
そんな…モヤモヤした感じで、日々過ごし…
モヤモヤの答えは出ないまま…
テスト期間に入った―――…
テスト期間に入ると…杉浦の周りには…
勉強を教えて欲しいと…女子が群がっていた…
女子が苦手?な杉浦は…
都合よく俺や山岸を利用し始めた…
が――――…
利用した相手が悪かった…
早く帰りたいオーラを見せる杉浦に気がつかない山岸は…
ばか正直に勉強会を開いてしまったのだ―――――…
「さぁ!照井君の勉強を見てやる!!さぁ、図書室に行こうではないか!!」
真意が読み取れない山岸は…ふてくされている杉浦すら見えていないらしく…
足取りも軽く俺たちを誘導する―――――…
「杉浦…今日は早く帰れないかもよ〜」
「―――――――…クソ」
お〜…怖…
杉浦って…表情と心情がバラバラって時があるんだよなぁ…
無表情で隠そうとはしてるんだろうけど…
なんとなく…解ってしまう…
