
山岸君と照井君
第35章 指先―――……
スーツのポケットで…カードタイプのホテルの鍵が…擦れる…
それから――――…
俺と…苑心は…やけに―――…
お互いを意識してしまい…
なんとなく…ぎこちなく…なっていく―――――――…
触れたい…でも――――…
ここでは…ダメ……
そう…思うと……ドンドン意識してしまい…
目の前の…ガチャガチャした光景が…
チカチカして…集中出来ない!!
「///―――――…宏樹…
僕―――――…
もう…我慢出来ないかも…」
その言葉が引き金となり!!
俺は、苑心の手を掴み!!披露宴会場を後にした―――――――――――――――――!!
