
山岸君と照井君
第36章 〜最終章〜時計と朝日
――――――…
ベッドの揺れが……止まり…
二人の身体にやっと…隙間が出来た…
全身に力が入らない……
こんなに…sexをしたのは初めてだし…
次の日に…どう影響が出るかは想像がつかないが……
満足感や幸福感は――――…
これからの僕を導く一つの道しるべになる気がする…
「はぁ…はぁ………
もう……動けない―――…
苑心…大丈夫か?」
宏樹の手が…僕の手をギュッと握る―――――――…
「大丈夫…な訳…ないだろ…
全身が痛い――――――…」
宏樹は、悪い悪い…って笑いながら…
僕を…抱き寄せた……
