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道の先…

第1章 始まり

高2の4月。

クラス替え発表にドキドキしながら4階まで階段を駆け上がる。

「あった!」

わたしの名前はA組に書かれていた。

出席番号を確認すると、前から4番目の席に座った。

「今年も前後だね!」

後ろから声をかけてきたのは、去年も同じクラスだった柏木なぎさ。

「本当だ!あ、そういえば担任って誰…?」

なぎさに聞いた瞬間に、教卓からぶっきらぼうな声がした。

「席つけ〜出席とるぞ〜」

「あぁ、うっちーか。」

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