テキストサイズ

道の先…

第7章 新年度

もはやわたしが学校に行く理由は、部活と内田先生に会うことだけど化していた。

もし部活をもう引退していたら…

もし内田先生のクラスじゃなかったら…

わたしは本当に不登校になっていたのかもしれない。

でも、日に日に痩せていく内田先生を見るのはやはり辛かった。

(ちゃんとご飯食べてるのかな…。)

でもそんなことを聞くのも気が引けて…

わたしは何も内田先生に言えなかった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ