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道の先…

第8章 宿泊研修と阿南まゆ

部活を引退してわたしは完全なる受験生となった。

そして行われた進路の面談。

わたしは親ともめていた。

去年に引き続き先生はわたしに大阪の大学を勧めてきた。

確かにとても楽しそうで、わたしのやりたいことは確実に出来る場所だった。

しかし現実はなかなか上手くいかない。

両親からの猛反対を喰らい、わたしは東京の大学だけを受けることになった。

「お前の親御さん、やっぱり知名度でどうしても見ちゃうんだろうなぁ…。」

「はい…そうだと思います。」

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