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道の先…

第8章 宿泊研修と阿南まゆ

うちの両親は世間的に言えば勝ち組だ。

高学歴でそこそこのところに就職し、そこそこの地位でやっている。

先生はそれでも一緒にわたしが学びたいことを学べる大学を探してくれた。

そうこうしているうちに、毎年行われている宿泊研修の時期となった。


(やった!二泊三日先生にいつでも会えるぞ!!)

わたしの心は高鳴った。

進路は家に帰ってからでもいいと、頭の隅に追いやった。

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