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道の先…

第12章 小論文

わたしの一次試験通過の知らせの直後に、阿南まゆの指定校合格が決まった。

彼女は内田先生の所に行き、とても喜んで話していた。

(わたしも、あんな風に報告出来るようになるかな…?)

二次試験でとても重要になってくる小論文。

わたしは引き続き、大川先生に頼んでいた。

しかし、あの先生はまずは自分で書いてみろ主義のため、どんなに分からなくても最初にヒントはくれない。

(困ったな…これじゃ小論文を見てもらうところまでたどり着けないよ…。)

大抵の放課後は教員室前の机で、柏木なぎさと勉強をしていた。

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