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道の先…

第12章 小論文

なぎさは英語の問題集、わたしは小論文の原稿用紙を睨んでいた。

なぎさもわたしと同じ大学を第一志望にしていた。

学部は違うが、絶対同じ大学に行こうと、お互いを励ましあいながら勉強していた。

ただ、彼女は一般入試で目指している。

わたしとなぎさの隣の机では、同じクラスの小山あさみが内田先生と小論文の添削をしていた。

彼女も学部は違うが、わたしと同じ大学のAO試験を受ける。

小論文をやっているということは、一次試験に受かったということだ。

「…ということ!小山、わかるか?」

「うーん、なんとなく…。」

2人のやりとりを横目でみる。

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