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何度でも、君を。

第2章 しつこい奴。

何日が過ぎただろうか…―。

あの日から、アイツはうちのところに来なくなった。

カンナとも普通に仲良くなり、前のような環境に戻った。












ただ、それだけのことだった。




高校生活にもだんだん慣れてきて、梅雨の季節になった。

毎日雨で鬱陶しい………。

そんなとき。


「はいはーい!みんな聞いて!」

学級委員だ。

ザワザワ……


「6月の学年体育祭の出場種目決めます!」

うちの学校には、この変な季節に学年体育祭というものがある。

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