何度でも、君を。
第4章 気になるアイツ。
その後うちは保健室に行き、先生にズボンを貸してもらい、部屋を出た。
すると……。
「…紗羅。」
「!!…カンナ。」
びっくりした…。
「大丈夫?」
「あー…うん!大丈夫!」
いつからいたんだろう……―。
「…そう。良かった。心配したんだよ?グラウンドで見かけたから。」
グラウンドで…見てた…?
「…あ、そうだったんだ!;あれ、部活は?」
「仮病。」
「…え。なんで…。」
「嘘だよ嘘♪嘘に決まってんじゃん!」
「…あ、だよね!カンナが仮病なんて!」
「そうだよ、どうしたの?そんな怖い顔してぇー。」
「ううん、ちょっと気分悪くて!」
「そ!お大事に♪」
「…うん。」
―…まさか、ね?