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何度でも、君を。

第4章 気になるアイツ。


「…よーい、バンッ!」

ピストルが鳴った。


早瀬と練習した時の事を思い出す。


太股を高く上げ、姿勢を保ち、腕をふる……!


バトンを渡す。









うちの走りが終わった。




全身の力が抜ける。



ん…?



ある………け………ない……?


てか……目の前……………真っ黒?





バダンッ!!!




「キャァー!!?」



「小山が倒れたぁぁー!!」


「担架もってこい!!」


「小山さん!しっかり!」


…なんか、うち、倒れてんの?

意識が……

遠のいてく…。

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