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何度でも、君を。

第6章 カンナの嫉妬

いつの間にかうちは眠りについてしまった。











「…んっ…。」



隣に………誰かいる。

怖くて目が開けられない。


「…ねばいいのに。」


































え……?


この声…。


今…なんて…。


でも今は昼。学校のはずじゃ…。


「紗羅、起きたの?」


「…っ!!カンナ!」


知らなかったふりをした。


「…おはよう。具合は大丈夫なの?」


「…え…あ、うん。ちょっと頭ぶっただけで…大丈夫…!」


「私も倒れて頭うちたかった。」


「…なに…言ってんのよ。」


「そうすれば…早瀬くんに抱っこできたのに…。紗羅…ずるい。」


心臓の音がはっきりと分かる。


「…ねぇ紗羅。私達付き合ってるの。早瀬くんは私の事が好きなの。私はこの世で一番早瀬くんが好き。愛してるの。…だから…邪魔者は死ねばいいと思ってる。」




……逃げなきゃ。









きっとうち…このままだと…









カンナに…























殺される。

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