何度でも、君を。
第12章 蒼の過去。
―…翌朝。
「…よう!蒼!」
「んだよ…早瀬かよ。なんで朝からコンビニでエロ本見てんだし。」
「別にいいだろ!1週間に一回の俺の楽しみだ!」
「…あっそ。お前の楽しみなんてどうでもいいわ。」
「んだよ…!蒼だって読みに来たんだろ?♪悪かったな!先客が俺で♪」
「…黙れ。俺は昼飯買いに来ただけだ。お前と一緒にすんな。」
「なーんか不機嫌だな。…もしかして昨日の事が原因?」
「…別に。」
「俺と紗羅が付き合ってるのがそんなに嫌か。」
「………。」
「つーかお前、なんで昨日…紗羅と居たんだよ…。」
「………。」